============================
片山柾役:森川智之様(以下、森川)
森周平役:鳥海浩輔様(以下、鳥海)
============================
――久しぶりの収録を終えての感想をお願いします。
森川:安心のキャストだったので、すごく楽しかったです。前作を聞いて、片山は検事あがりで弁護士というキャリアの人だけど、今の自分の片山のイメージよりもノリがアップテンポで若く感じました。1巻の収録当時は自分の中で楽に演じていたのが、今回は前作に合わせていこうという意識が若干ありましたね。
鳥海:もうそんなに経ったのかというのと同時に、もっと昔だったような気もしていました。収録前に前回の音声を聞かせて頂いて、あぁ良かったと思って。10年前くらいになるとちょっと厳しくなる時もあるので(笑)。今回、割と前回に比べて真面目なシーンが多かったです。1巻のムードメーカー的な役割から、もう少し話の本質の部分に参加していけたので、今回のポジションも面白かったと思います。
――若い片山を演じる時に意識したことは?
森川:小野田の一件を背負い込む前の彼を、自分の中で若さとエネルギーと体温を上げた感じで演じました。
――気になるキャラクターはいますか?
鳥海:森さんは、早坂さん・三上さんとはよく絡むのですが、意外と片山先生とは絡まないですよね。前回も片山先生とは絡みがなかったので、あまり関係性のない片山先生が森さんと絡むとどうなるのかが気になりますね。片山さんのペースになるのかどうか、森さんはああ見えて空気も読めると思うので。
――早川は法律事務所の癒し系ポジションですが、最近の癒しはありますか?
森川:車の中のぬいぐるみに癒されています(笑)。ぬいぐるみというよりも、車にゴルフバッグを積んでいるんですが、クラブカバーにぬいぐるみのデザインが多いんですよ。そのカバーをゴルフバッグに入れてチャックを閉めるとちょっと苦しそうで可哀想なんです(笑)。だからカバーだけ取って助手席に座らせています。すごい癒されるんですよ。あと安全運転になります(笑)。ぬいぐるみはシートベルトをしていないので、急ブレーキすると飛んでっちゃうんですよ。ぬいぐるみに優しい運転をしているんです(笑)。
鳥海:普段、現代日本に生きていれば皆そうだと思うんですけど、生活の中でも仕事でも僕たちは音の中で生きているので、夜中とか、周りが静かな時間、生活音すらも聞こえないような、ほぼ音が無くなっているような時間帯はほっとします。ゆっくり酒飲んだりしてます。ちょっとオフにできるというか、ぼーっとあまり考え事とかもせず脳みそを休ませることが出来るので、そういう無音の時間が最近はすごく好きです。
――三上は片付けが出来ない欠点がありますが、ご自身の欠点だと思うこと、もしくは苦手なことはありますか?
森川:三上にちょっと似ているかもしれないんですけど、洗濯をちゃんとしているはずなのに靴下の片方が無くなっちゃうんです。なんでですかね。無くなるんです(笑)。洗濯から乾燥まで続けてしているのに無くなるので、多分脱ぎ散らかして洗濯機に入ってないんだと思います(笑)。皆、足元見ないし良いかなと思って、左右全然違う靴下を穿いていた時期もあったんですけど、最近は全部一緒にしています(笑)。片方が迷子になっていても全部一緒だから大丈夫!
鳥海:なんでしょうね。自分からあまりアクティブに動くことが無いので、もしかすると苦手なのかもしれないです。そこまでアグレッシブな人間ではないので(笑)。行動的な人はある意味いいなぁと思いますが、アグレッシブにガンガンなんでもっていうのは少し苦手です。自分の平穏の為にこれが疲れない生き方なのかなって思います(笑)。
――法律家は知識が豊富なイメージがありますが、この分野の知識が豊富、もしくは追及したいものはありますか?
森川:…なんだろう?役者業と言っても、皆さん上手だし大勢いるので、その中で息長く居られればいいかな(笑)。追及したいっていえばBLですかね。BLのお陰で生かされていると思うので。
鳥海:仕事柄、台本の日本語とかは調べるようにしています。若い時よりも今のほうがちゃんと調べているかもしれないです。言葉の意味が分かっていても不安な時があって、意外と間違ったまま伝わっているものとか、今となってはそれも正解になっていたりするものもあるんですけど、一応調べて正しいのが分かった上で演じています。作風や作品のテイストによって、それが良い時も悪い時もあると思いますが、なるべくは元来の正しいものの意味合いや使い方でやりたいなと思っています。
――発売に向けて一言お願いします。
森川:久しぶりにこの作品を収録するにあたって、やっぱりこの話は面白いなって再確認できたので、また演じたいと益々思いました。次回で完結してしまうのも勿体無いので、その間に何か「もしもシリーズ」で別の職業になるとかギャグドラマとかで息を長く続けていきたいです。そういうのもあっても面白いと思います(笑)。今回、初めてこの作品のドラマCDの存在を知ったという方は、是非1巻も聞いて頂いて、続けて続巻も聞いて頂ければより楽しめると思います。応援よろしくお願いいたします!
鳥海:CD音声としては久しぶりということで、原作ファンの方にも是非聞いて頂けたらと思います。CD発売までもうちょっと楽しみに待っていてくれていると嬉しいです。
――――ありがとうございました!
◆特定法人限定特典付き初回限定セット◆