片桐龍司役:小野友樹さん キャストコメント ――収録の感想をお願いします。
物語の設定がきっちり練られていて、すごく気になりました。「吸血の呪いを過去の出来事を元に、先祖代々受け継いでいる」という部分は、単発のCDシリーズだけで終わらせてしまうのはもったいないくらい広がりがあると思います。たくさんのお話が作れそうで、実際に収録していて僕もわくわくしました。
また、今回はダミーヘッドマイクを使用した収録でしたが、動きや距離感を表現することが重要になってくるので、キャラクターの動き1つ1つの間にも息遣いや演技を入れたり、音に立体感が出るようにマイクの周りで動きを残したりと、いろいろ工夫を重ねています。今回は自分が収録前に「この台詞はこんな動きをしながら言っているかな」と想定していたのをそのままやらせていただけたので、すごくやりがいのある収録でした。
――今回演じられた「片桐龍司」の印象を教えてください。
率直に言うと、すごく演じやすかったですね。年齢は僕の半分くらいで全然違うのに、声も心情も自分と近い位置にいるような気がします。龍司とシンクロしながら、等身大で演じることができました。彼とは何か共通点があるのかな……。そういえば、実は我が家も極道で……って、そんなことはないんですけど(笑)。
一つ挙げるならば、相手に誤解されたときに訂正せずそのまま「そうなんですよ」と乗っかってしまうところは、龍司との共通点かもしれません。
――ご自身がもしも片桐龍司のような吸血体質になってしまった場合、ご自身の大切な人を吸血しますか?
「すいません…」と言いながら吸います(笑)。吸血しないと生きていけないんですもんね。たとえば、吸血する相手が親だとしたら、「父ちゃん、母ちゃん、ごめんな。でも生きるのに必要だからちょっと吸わせてもらうな。ちゅ〜ちゅ〜」といった感じで(笑)。申し訳ないですけどね、謝りながら吸うと思います。僕が生きていることが両親にとっては最大の親孝行になるということで! そういうことにしてください!(笑)
――ドラマCDの発売を楽しみにしている皆様にメッセージをお願いします。
ダミーヘッドマイクを使って血を「ちゅ〜ちゅ〜」しちゃうという、かなりおもしろいCDになっております。少しでも気になった方、ぜひ手に取ってみてください。損はさせません!
(連動特典用の)フリートークもおもしろいことになっておりますので、ぜひこちらも宜しくお願いします(笑)。
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