ドラマCD「憂鬱な朝2」アフレココメント
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久世暁人役:羽多野渉様(以下、羽多野)
桂木智之役:平川大輔様(以下、平川)
石崎総一郎役:前野智昭様(以下、前野)
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――収録お疲れ様でした!
■収録の感想をお願いします。
羽多野:真夏の日差しを感じつつ、灼熱のスタジオで汗をかきながら収録しました。
普段スタジオは冷房が強いところが多いのですが、今回はスタジオの温度も体温も、気持ちの高ぶりや台詞と同じタイミングでぐっとあがったので、臨場感がありました。特に泣き叫ぶシーンでは気持ちが入ったなと思います。
一年ぶりにメンバーが揃って収録が出来て楽しかったです!
――-前作からみて暁人の変化が見えましたね。
羽多野:大人びましたね。自分が変わることで、桂木に近づきたいという想いだと思いから、自分より上の立場の方に対しても物怖じすることなく渡り合えるようになり、良かったと思います。ただ、それにより桂木に近づけたかというと、どんどん離れてしまっているのが今回の切なかったです。
平川:久世子爵に対して、桂木は常に感情を抑えて、というより感情を殺してというイメージなので刻一刻とあがっていくスタジオの気温の中で、押さえ込んだ感情を自分の中で保つのはなかなか大変な作業でした。中盤以降後半にかけては、彼の中で変わってきた「自分でも気づいていなかった部分」だったり、「暁人への想い」だったり、それらを隠しているとき、抑えているとき、殺そうとしているとき・・・心の葛藤みたいなものが、抑えた台詞回しの中でもにじみ出せていたら嬉しいなと思います。
―――桂木も感情を少しずつ表に出してきている部分も見受けられたと思います。
平川:……難しいですね。家で台本や原作を拝見しながら考えていたのですが、僕はあえて表情を出さないで演じたほうが効果的かと思ったところが、やはりもう少し出した方がいいとリテイクになった時もあったので、まだまだ読みが浅いなと痛感したり…。ここから先は彼の中で感情がぐちゃぐちゃになっていくと思うのですが、表に出すものは基本かわらないとも思うので、台詞の最後にもありましたけど、「溢れてしまったとき」に彼がどうなってしまうのか、今それを考えると怖いですね。
前野:作品的にも環境的にも忘れられない作品になりました。石崎の出番はそれほど多くなかったのですが、久世くんの友達として、良い距離感で見守るという役どころは相変わらずだったので、そこは変わらず演じることが出来て嬉しかったです。そして作品の時代が時代なので、言い回しが独特で難しかったんですけど、お二人がスラスラっと演じられていたので、すごいなと思いました。
平川:うそだ〜!
前野:シナリオチェックしているとき、これは難しくて言えないと思った台詞がいっぱいあったので、それを難なくやられている先輩方を見ると、さすがだなと改めて思いました。
羽多野:まぁ・・・・・・貴族の出なのでね(笑)。
一同:笑
平川:……そうなんだ。知らなかったよ(笑)。
―――前野さんから見て、暁人や桂木のすれ違いはどう思いますか?
前野:もどかしいですね。ただ、こういう時代背景もありますし、仕方ないと思います。今後の展開が楽しみですね。
■ファンの方へのメッセージをお願いします。
羽多野:約一年ぶりの『憂鬱な朝2』ということで、収録は全然憂鬱じゃなかったです!さわやかな収録になったな!と……
平川:うそだ(笑)。
羽多野:今回も暁人の一途な思いが届いたり届かなかったり、色んな邪魔が入ったりしましたが、どれも彼らしい台詞になっていると思います。ぜひ聴いてください。
平川:1年ぶり・・・前回も2枚組で、原作の1・2巻を収録しましたが、今回は原作3巻1冊分を2枚組で収録したということで、より濃密にお話を音声化しております。聞き慣れない言葉だったり、昔の制度だったり、パッと聞いただけでは字が浮かばないものがあるかもしれませんが、台詞内で説明していますので、聴いて頂く方にも分かりやすい仕上がりになっていると思います。前作から今作へと、キャラクターたちの行動がすごく大きなうねりになって繋がっていますので、1、2巻ともに聴いて頂いて、作品の世界にどっぷりつかって頂けたら嬉しいなと思います。
前野:約1年ぶり。久世くんのおせっかいが出来て、嬉しかったです。どれぐらい時間が空いてしまうかわからないのですが、きっとまた、このメンバーでお届けできる日が来ると思っております。
今作を楽しんで頂いて、感想をしかるべき所に送っていただければ、より早くこのメンバーでお届けできる日が来るかも知れないので、今後とも応援をよろしくお願いします!
羽多野:よろしくおねがいします。
平川:よろしくおねがいします。
■キャストトークCD(マリン通販特典)についてオススメポイントを教えてください。
平川:本編収録後ですごい達成感と、脱力感が半々にあって…
羽多野:ひと言で言うと…?
平川:楽しかったよ!
羽多野:(笑)。本編収録後というところで、ざっくばらんな感じで
平川:気の抜けた感じで
羽多野:2人でしゃべりました。
平川:はい。
羽多野:子供時代を思い出すみたいなテーマトークがありました。僕らがいかに高貴な生まれかというのが分かるトークをしています。
平川:いかに、きらびやかか、ね。
羽多野:はい。きらびやかな生まれかということが滲み出てしまいましたね。
平川:そうですね(笑)。
羽多野:楽しみにして頂きたいです。
平川:秘密にしてたんだけどな。
羽多野:そうですね。
平川:ついつい、言ってしまいましたね。
二人:笑。
羽多野:そういった高貴なトークを
平川:お楽しみ頂けますと幸いです。
二人:よろしくお願いします!
――ありがとうございました!